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THE NORTON SINGLES gathering

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2012年 07月 04日

Push Bike!!

いやぁ〜、久し振りにバイクを押しました。一時間以上も。

因みに表題のPush Bikeとはイギリスでオートバイを意味するMotor Bikeに対して
自転車のことを指し示す俗語です。バイクを押すことではありません。

Push Bike!!_a0078796_20501792.jpg

ことの発端はメインジェットを疑い始めたこと。

走るようになったモデル55のセッティングをつめて、大体OKとなったものの
なんとなく力強さが足らないような気がしていました。
その時、ジェット何番ついているんだろうと思い立ったのです。

もともとついていたキャブだから、何も疑いもせずそのまま取り付けましたが
よく考えると、ガイドがガタガタのとき、なんとか走るように大きいジェットを
買い込んで試してみたような気がします。その時、最初の状態に戻したのでしょうか?
ひょっとして合っていないジェットで無理矢理帳尻を合わせていることになってはいないか?

早速、工具箱をあさって、ジェットのストックを確認してみました。

Push Bike!!_a0078796_20502644.jpg


画像左から#120、#150、#160、#170、#180、#190です。

バイクに装着されているのを確認すると#130。本来なら資料で標準となる番手を
調べるところですが、引っ越し以来書籍の片付けが進んでおらず、見つけることができません。

ジェットを並べて比べてみると、明らかに#150が使用感があり痛んでいます。
次に#130、その次が#120。#160以上は新品同様です。

記憶を辿ってみると、ガタガタガイドのとき二次エアを吸っているプラグの焼け具合をみて
#160〜#190を買い足して試したような気がします。
そうやって考えてみると、#150が正解なのではという気がしてきました。

早速交換して試乗に出掛けました。

始動は問題無し、リッチな加速感は、やはりこれだったのかという気にさせてくれます。
何かあっても良いように、家の周りをぐるぐる回っていたのですが、、どう頑張っても
50マイルが限界。3速までしか入りません。どうしても高速域確認したくて山のほうへ
足を伸ばすことにしました。少し行って工具を持ってこなかったことに気づいたのですが
この調子なら大丈夫だろうとタカを括って、そのまま前進。
やっと道が開けてきた頃から、だんだんブスブス言い始めました。
マズいと空ぶかしを繰り返しますが、だんだんと反応が鈍くなり、遂にストール。
いくらキックしても、息を吹き返す気配もありません。
症状からプラグが原因だとは思うのですがどうすることもできません。
気がつくと携帯電話も財布も持ってきていません。万事休す、お手上げです。

覚悟を決めてトボトボ押して帰ることに。
途中下り坂で股がったまま惰力で押し掛けを試みるも反応無し。
その様子を見ていた下校途中の小学生に「オっ!格好いい!!オレも乗りてぇ」と
声を掛けられるも、下りきって足で漕いでいると「何だ、自転車かぁ」と
呆れられてしまいました。

汗ぐっしょりになって帰り着きプラグを抜いてみると真っ黒く煤けています。
プラグを掃除し、ジェットを#130番に戻すと、あっけなく始動。
ニードルの高さを微調整して、やっと満足いく調子に戻りました。

Push Bike!!_a0078796_20502170.jpg


次は3〜40マイル程度のショートツーリングに挑戦です。
アップダウンのあるコースで全体の調子を確認します。
それで問題なければ高速道路も使って100マイル程度のツーリングへ
と考えています。ここまでが7月中の課題です。

by the_norton | 2012-07-04 22:57 | Routine maintenance


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