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THE NORTON SINGLES gathering

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2013年 05月 27日

M30 原因判明

 5月も終盤、あと一ヶ月でLOC 第2戦 FSWです。

 引き続きM30を整備します。

 前回ブレーキをチェックしたリアホイールを元に戻して、今度はオイルタンクを外します。

 M30 原因判明_a0078796_21505935.jpg ナゼ、オイルタンクを外すのか?という理由は外さざるを得ない状況が判明したからです。
 
 併せて、ここ2年程のナゾのヨーイングの原因も判明しました。

 

M30 原因判明_a0078796_21555862.jpgM30 原因判明_a0078796_21565032.jpg マグネトーの後ろの溶接にクラックが入っていました… 

 このトラブルも今回で2度目です。10年以上前にもクラックが入り、修理してもらったのですが、再び割れてしまったようです。




 
 …それにしてもよくコレでレースを走っていたと思います。もともとのスピードレンジが低いので大事には至らなかったのでしょうが…

 
 このトラブルはDoll's Head~Uprightギアボックスを使用する車両では有名であり、あまりガンガン乗りますとココにクラックが入るかギアボックスケース上部が割れたりします。

 コレは①元々フレームの溶接が弱い上に、大きなチカラが集中する。②ギアボックスの固定方法にモンダイがある、コトに起因します。

 ①については、クラッチを使わないシフトアップを多用していたのも要因の1つと思われますが、それにしてもリミットまで引っ張らず、遥か以前の5000rpmでシフトアップしていたのにこの有り様です。
 ②については、以前に触れましたが、ガッチリ固定できる位置を確保出来たら、その位置の維持を優先して、チェーンは消耗品と割り切り、伸びたら交換することで、ある程度トラブルは回避できると思います。

 どちらにしても、Nortonのラグの溶接はVelocetteのようにピンも入っておらず、あまり褒められたモノではないと感じます。

 ともかく、溶接をお願いするコトにして、その間にオイルタンクの掃除をします。

 
 今の所、次回のLOCには出走する予定なのですが、間に合うか心配です。

by the_norton | 2013-05-27 22:55 | Repair work


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